米消費者誌調査、プリウス と レクサス LS に最高評価

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米国の有名雑誌、『コンシューマーリポート』は23日、毎年恒例の「トップピック2010」を発表した。全10部門のうち、米国でリコール問題に揺れるトヨタからは、『プリウス』とレクサス『LS460L』の2台が選出された。

トップピックは、米国で2009年に発売された約280車種を対象に、徹底したロードテストを行い、各部門別に最高の1台を選出するもの。動力性能はもちろん、安全装備の有無も重視され、判定には同誌が持つ140万台以上に及ぶデータベースも活用される。

トップピック2010の結果は以下の通り。

スモールセダン部門 ヒュンダイ『エラントラSE』
ファミリーセダン部門 日産『アルティマ』
スポーティカー部門 VW『ゴルフGTI』
スモールSUV部門 スバル『フォレスター』
ベストカーオーバーオール部門 レクサス『LS460L』
ファミリーSUV部門 シボレー『トラバース』
スポーツセダン部門 インフィニティ『G37』(日産『スカイライン』)
ファミリーホウラー部門 マツダ『5』(『プレマシー』)
グリーンカー部門 トヨタ『プリウス』
ピックアップトラック部門 シボレー『シルバラード』

トヨタプリウスは、グリーンカー部門で7年連続の選出。18.7km/リットルの燃費性能や、EVモードによる走行距離が従来よりも伸びた点を同誌は高く評価している。

レクサスLS460Lは、同誌のロードテストにおいて、100点満点の99点を獲得。快適な乗り心地や圧倒的静粛性、滑らかなパワートレーンなどが評価されての選出だ。

今回のトップピック2010を見る限り、トヨタのリコール問題は反映されていないもよう。ブレーキの不具合を届け出たプリウスだが、トップピック2011では、8年連続のベストグリーンカーに選出されるか注目される。

《森脇稔》

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