ロータス エリーゼ、顔が変わった!…2011年モデル

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エリーゼ 2011年モデル
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英国ロータスカーズは16日、『エリーゼ』の2011年モデルを発表した。フロントマスクを中心に大きくイメージチェンジ。1.6リットル直列4気筒エンジンを積む新グレードは、世界で最もCO2排出量が少ないスポーツカーを標榜する。

エリーゼは、1995年9月のフランクフルトモーターショーでデビュー。ロータス伝統の軽量さはアルミ製シャシーによって追求され、高いハンドリング性能を達成した。2001年には大幅なマイナーチェンジを受け、フェイズIIへ進化。04年からはトヨタ製エンジンを搭載している。

11年モデルは、2度目の大幅マイナーチェンジ。フロントを中心に手が加えられ、ヘッドランプ、フェンダー、ボンネット、バンパーのデザインを一新した。『エヴォーラ』との関連性が見て取れるフロントマスクだ。ヘッドランプには、LEDを使ったデイタイムランニングライトとウインカーが組み込まれる。

リアは、バンパー、ディフューザー、エンジンカバーを変更。ナンバープレートが、バンパー内に装着されるようになったのも従来との違いだ。エアロダイナミクス性能も磨き込まれ、空気抵抗係数を示すCd値は4%の改善を果たした。

エントリーグレードの「エリーゼS」は、11年モデルから「エリーゼ」に変更。トヨタ製の1ZZ型1.8リットル直列4気筒(136ps、17.6kgm)に代えて、1ZR-FAE型1.6リットル直列4気筒を搭載する。このエンジンは、『アベンシス』と欧州向け『オーリス』用がベースだ。

新1.6リットルはバルブマチックとデュアルVVT-iを組み込み、最大出力136ps/6800rpm、最大トルク16.3kgm/4400rpmを発生。旧1.8リットルに対して最大トルクは1.3kgmダウンしたものの、欧州複合モード燃費は16.28km/リットルと、約23%向上。CO2排出量は155g/kmと、約13%の改善を成し遂げた。ロータスは「ガソリンエンジンを積むスポーツカーで、最もCO2排出量が少ない」と胸を張る。

もちろん、エリーゼならではの高い運動性能は健在。車両重量が876kgと軽い効果もあって、0-100km加速は6.7秒、最高速は200km/hの実力だ。トランスミッションは5速MTから、クロースレシオの6速MTに進化している。

この他のグレードは基本的に従来通り。「エリーゼR」は、1.8リットル直列4気筒(192ps、18.5kgm)を積み、0-100km加速5.4秒、最高速222km/h。トップグレードの「エリーゼSC」は、1.8リットル直列4気筒スーパーチャージャー(220ps、21.4kgm)を搭載し、0-100km加速4.6秒、最高速233km/hという一級のパフォーマンスを披露する。

また細かい部分では、オプションのアルミホイールが1本当たり2.14kgの軽量化を実現。車両保証は2年から3年へ延長され、走行距離も5万8000kmまでカバーするようになった。

エリーゼの11年モデルは、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。英国では4月から販売がスタートする。デビューから14年を経て、エリーゼは再び大きな進化を遂げた。

《森脇稔》

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