SUPER GTには、昨年から1チーム減り、3台体制で参戦する(R35型GT-Rが初参戦した08年は5台体制だった)。日産自動車グローバルモータースポーツプログラムダイレクター兼NISMO取締役社長の眞田裕一氏は、「日産チームの持てる力を最大限発揮し、集中して戦えるようにするために3台とした」とコメント。
往年の日産のワークスドライバーの長谷見昌弘氏が監督を務めるHASEMI MOTOR SPORTは、今シーズンはGT300クラスから『フェアレディZ』で参戦することも併せて紹介された(同チームは前身の全日本GT選手権初年度からGT500クラスで参戦しているが、01 - 03年にもGT300クラスで闘っている)。昨年はMOLAもGT300クラスでZを走らせたが、今のところHASEMI MOTOR SPORT以外は話がない模様だ。
チームは以下の通り。カーナンバー、エントラント、ドライバー、監督、車両名、タイヤメーカーの順だ。
23号車 NISMO 本山哲/ブノワ・トレルイエ 鈴木豊 MOTUL AUTECH GT-R ミシュラン 12号車 TEAM IMPUL 松田次生/ロニー・クインタレッリ 星野一義 カルソニック IMPUL GT-R ブリヂストン 24号車 KONDO RACING ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信 HIS ADVAN KONDO GT-R ヨコハマ
ドライバーは、まず23号車が今年もチャンピオン候補の最有力である本山哲/ブノワ・トレルイエの盤石のコンビ。12号車は、3年目の松田次生と、昨年はHASEMI MOTOR SPORTの3号車で1勝を挙げたロニー・クインタレッリの新コンビ。24号車も新コンビで、4年目のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと、昨年はクインタレッリの相棒だったNDDP出身の安田裕信だ。ドライバーを代表して本山が挨拶を行い、「ドライバー、監督、NISMO、日産のスタッフ全員でがんばって王座を奪還し、シーズンの終わりには明るい話題を提供できるようにしたいと思います」とした。
《デイビー日高》