日産 GT-R、FIA GT1世界選手権に本格参戦

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GT-R FIA GT1世界選手権仕様
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日産の関連会社のNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)は14日、2010年シーズンのFIA GT1世界選手権に、日産『GT-R』が本格参戦すると発表した。

日産GT-Rは、昨年の同選手権にスポット参戦。本格参戦に向けた準備を整えてきた。2010年シーズンは、英国の「スモウパワーGT」とスイスの「スイスレーシングチーム」と車両供給契約を締結。 NISMOの技術サポートを受けて、両チームからそれぞれ2台、合計4台のGT-RがFIA GT1選手権に参戦する。

2010年モデルのマシンも、基本的に昨年と共通。エンジンは、GT-Rの3.8リットルV6ツインターボ(485ps、60kgm)に代えて、北米専用フルサイズSUV、『アルマーダ』やインフィニティ『QX56』用のVK56DE型5.6リットルV8を搭載する。最大出力は600ps、最大トルク66.3kgm。トランスミッションはRicardo製6速シーケンシャルで、トランスアクスルレイアウトを採用し、駆動方式はFIAの規定により、4WDからFRに改められた。

サスペンションは前ダブルウイッシュボーン、後ろマルチリンク。ブレーキは4輪カーボンセラミックでフロントキャリパーは6ピストンとなる。タイヤ&ホイールは18インチだ。

ボディサイズは全長が80mm伸びて4730mm、全幅が145mm拡大され2040mm。2780mmのホイールベースは変わっていない。トレッドは前が80mmワイド化され1670mm、後ろは110mm拡幅され1710 mm。ボディパネルはカーボンファイバー、ウインドウはプラスチックに変更され、車重は 1350kgに抑えられた。市販仕様のGT-Rが1720kgだから、370kgもの軽量化に成功したことになる。リアには大型ウイングが装着された。

価格は公表されていないが、日本円で1台約6500万円程度という。マセラティ、ランボルギーニ、アストンマーチン、コルベットなどの強豪を相手に、GT-Rの活躍が注目される。

《森脇稔》

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