豊田自動織機は、太陽光で発電した電力をプラグインハイブリッド車や電気自動車に供給するソーラー充電ステーションを開発し、愛知県豊田市に採用されたと発表した。
太陽光で発電したクリーン電力を電気自動車などの環境対応車に利用してCO2排出量を削減するモデルケースとしてアピールする。
豊田市の市役所、支所、駅前など市内11か所に合計21基の充電施設が設置される予定。豊田市が導入するトヨタ『プリウス・プラグインハイブリッド』20台とともに2010年4月から本格的な運用が開始される。
同社が今回開発したソーラー充電ステーションは、太陽光発電システムと蓄電設備を備え、商用電力と連系する。太陽光で発電した電力を蓄電設備に蓄電し、太陽光発電と蓄電設備の電力を車両に充電する。蓄電設備の電力がなくなると商用電力から車両へ充電するため、天候や時間帯に関係なく安定的に充電が行えるのが特長。
発電した電力に余剰が生じる場合、設置建物内での利用や、電力会社に売電し、無駄なく太陽光エネルギーを活用する。災害発生時には、非常用電源として太陽光発電と蓄電設備に蓄えられた電力をAC100ボルトの電気機器に供給することも可能。