【デトロイトモーターショー10】MINIにSUVコンセプト…2010年市販予告

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MINIビーチコマーコンセプト
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BMWグループのMINIは16日、『MINIビーチコマーコンセプト』を発表した。1964年に登場した『Miniモーク』を現代流にアレンジしたモデルで、このコンセプトカーの基本フォルムが、2010年秋にデビューする市販バージョンに反映される。

MINIは2008年10月のパリモーターショーにおいて、『MINIクロスオーバーコンセプト』を初公開。ハッチバック、『コンバーチブル』、『クラブマン』に続くMINIの第4のモデルレンジを提案した。

今回MINIは、2010年1月11日に開幕するデトロイトモーターショーにおいて、その市販バージョンに限りなく近いコンセプトカーを、「ビーチコマーコンセプト」の名前で出品。2008年のパリよりも、さらに現実的なデザインをまとって登場する。

ビーチコマーコンセプトは、「21世紀のMiniモーク」がテーマ。Miniモークは1964年に発表され、初代『Mini』をベースにアウトドアビークルに仕立てたモデルだった。

Miniモークは虚飾を廃したシンプルな設計が特徴。ボディはフロアパンの上にフロントウインドスクリーンを置いただけといった印象で、ルーフやサイドウィンドウは未装備。しかし、このシンプルさが受けて、米国やオーストラリアを中心にヒットした。Miniモークは1968年までの4年間に、英国で約1万4500台を生産。その後も、オーストラリアやポルトガルで、現地生産が続けられるというロングセラーとなった。

MINIビーチコマーコンセプトは、このMiniモークを現代流に解釈したモデル。サイドドアやルーフは装備されておらず、レジャービークルとして、高い機動力を発揮する。悪天候になれば、ソフト素材のルーフや軽量なドアを取り付けることが可能。もちろん、強固なフレームや強化されたピラーなどによって、高い安全性が追求されている。

室内は独立4シーターのレイアウト。赤いシートには防水加工が施され、後席にはMINIクロスオーバーコンセプトに見られた移動式コンソールが採用された。インパネは市販モデルと共通と思われ、MINIならではの大型センターメーターは健在だ。

MINIブランド初のSUVは、2010年秋に正式デビュー。このコンセプトカーのフロントやリアの表情は、市販車にもそのまま受け継がれると見ていいだろう。全長は約4mとコンパクトで、駆動方式は4WD。車名は『MINIクロスマン』が有力だ。

《森脇稔》

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