日立製作所は10日に東京ビッグサイトで開幕した「エコプロダクツ2009」に出展した。今回のテーマは「社会イノベーション事業により持続可能は社会をめざして」で、社会インフラや情報通信インフラ関連を中心に20の製品・サービスを展示した。
なかでも力を入れていたのが、ハイブリッド車用リチウムイオン電池だ。「会社として、最近明るい話題がない」(同社関係者)ため、リチウムイオン電池の展示が目立つよう前面になったそうだ。
現在、同社はグループをあげてリチウムイオン電池事業に力を入れている。第2世代品では、年間4万セルを生産し、三菱ふそうトラック・バスやいすゞ自動車などに供給。そして、2010年からは第3世代品を年間30万セルを生産する計画で、GMに納めることになっている。
「これからが楽しみな事業です」と同社関係者は自信を見せていた。