三菱自動車と日本宅配システムは、集合住宅向けの電気自動車用充電システムを共同開発し、12月1日から日本宅配システムが『i-CHARGER(チャージャー)』の名称で販売する。
日本宅配システムは集合住宅用の宅配BOXを製造、販売、管理している。
集合住宅での電気自動車の普及には、共同駐車場の充電インフラの整備や管理が課題となっている。今回開発したi-CHARGERシステムは、集合住宅用の宅配荷物預かり発送システム「宅配ボックス」の機能を活用し、充電使用者を認証することで、いつ、誰が、どれだけ充電したかを把握でき、マンション管理者は充電状況を容易に管理できるシステムとなっている。
当面はマンション居住者向けだが、現在開発中の予約管理システム完成後は、マンションでの電気自動車のシェアリングでの活用も可能となる。
システムでは居住者は宅配ボックス認証用カードを充電ユニット(親機)にかざし、子機電源をONにし電気自動車へ充電できる。充電器利用時間は宅配ボックスで管理、集計され、管理組合などから居住者に使用料金を請求することができる。充電器サポートは、宅配ボックスで確立している24時間のフリーダイヤルサポートを使用でき、万が一のトラブルにも24時間対応可能としている。