速度規制見直し、規制速度60km/h以上も 警察庁

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警察庁交通規制課と交通企画課は、06年から3年間にわたって続けてきた「規制速度決定の在り方に関する調査研究」(委員長=太田勝敏東洋大学教授)の結果報告を2日、公表した。今後、全国で制限速度60km/hを超える路線が登場することもある。

警察庁は道路を一般道、生活道路、高速道路等に分類し、規制速度を検討した。

一般道では、現在の最高速度を見直し、全国一律の基準となる速度(基準速度)を設定。各路線の規制速度決定では、その基準速度を尊重しつつ、道路状況に応じた補正を行うこととした。産業道路など自動車交通に特化した道路で安全が確保される場合は、60km/hを超える規制速度も検討することとした。

生活道路では規制速度を30km/h以下の設定とした上で、地域の道路の使用状況に応じて地域住民や道路管理者と協議。その範囲で各路線の規制速度を決定する。速度規制だけでなく、路線によってはバンプや防護策などの設置も検討する。

高速道路の最高速度は、従来通り100km/hを維持する。

《中島みなみ》

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