昨秋の発売以来、絶好調の『スカイライン』だが、その成功を支えているのは北米市場での高い人気である。『スカイラインクーペ』が無事にフルモデルチェンジを迎えられたのも、日本の数十倍の台数を売った北米市場が...
【日産スカイラインクーペ プロト】リニア感を増したシャシーセッティング
2代目となる『スカイラインクーペ』のシャシーは基本的にセダンと共通。ホイールベースは2850mmで、サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リアがマルチリンクとされる。とはいいつつも、もちろんセッティングは別物である。
6速MTも選択できる上級グレードには前後異サイズの19インチタイヤ&ホイール、それに合わせた大径のブレーキシステムが標準設定される。見るからに大きく迫力のあるタイヤサイズはフロント225/45R19、リア245/40R19。そしてブレーキにはフロントが4ポット、リアが4ポットの4輪アルミ対向ピストンキャリパーと、フロント355mm、リア350mmの大径ディスクローターが組み合わされる。
絶対性能への貢献は当然として、これらの視覚的効果は大きく、抑揚あるボディに足もとが負けていないし、その足もともホイールの内側いっぱいに広がるブレーキディスクが、存在感を大いに主張するものに仕上がっている。
さらに同グレードには、4輪アクティブステアも標準装備とされた。従来のリアアクティブステアにプラスして、ステアリングのギア比可変機構を組み合わせたシステムそのものは、セダンに採用されたものと変わらない。
「ですが、制御そのものには細かく手を入れて、一部で指摘された違和感を消すことを目指しています」(安野芳樹氏:走行制御開発部)
実際、セダンではギア比の可変カーブが速度比例ではなく、微低速時にスロー、その先でクイックになり、またさらに先でスローになるかたちだったためドライバーの意思とクルマの動きの一体感を得にくいという欠点があった。この辺りのセッティングを煮詰めているというわけである。
じつはスカイラインセダンは、昨秋のデビュー直後のモデルが、スロットルの反応が過敏だと評されたのを受けて、現在販売されているものでは、もう少しリニアな味付けへと変更されている。4輪アクティブステアについても、同様にユーザーの声が早速反映されたわけだ。
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新型『スカイラインクーペ』のメカニズムの目玉が、VVEL(通称“ブイベル”)と呼ばれる吸気側バルブのリフト&タイミング連続可変機構だ。
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