大都市のヒートアイランド対策のひとつとして、建物の屋上に植栽を施す「屋上緑化」があるが、道路を走る自動車の“屋上”緑化が研究されている。東京で試験走行が検討されている。
自動車の屋上緑化は、車体の温度上昇を防ぎ、植物の蒸散作用によって周囲の気温を下げ、さらにCO2も吸収するのが狙い。
植物の種類はサツマイモ。土の量に対して葉が多く、熱や病気にも強い。さらにイモからアルコールを生成すれば、燃料のバイオ化を同時に推進できる。エンジンフードやトランクリッドなど可動面には、芝やツタを植えることが考えられる。
現在知事選中の東京では、某候補がバスの屋上緑化を検討中だそうだ。当選すれば5月4日の緑の日から“グリーンカー”が試験的に走り出す予定。