マツダは、1月22日に広島で開催される第11回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会に協力企業として参加し、水素ロータリーエンジン車マツダ『RX-8ハイドロジェンRE』を競技運営委員長車として提供すると発表した。
水素とガソリンの二つの燃料が使用できるデュアルフューエルシステムを採用した水素ロータリーエンジン車がスポーツイベントの伴走車として公道を走行するのは世界で初めて。
RX-8ハイドロジェンREは燃料に高圧水素とガソリンを搭載する水素ロータリーエンジン車。水素走行時のCO2排出量はゼロ、NOx(窒素酸化物)もほとんど発生しないため、環境に優しいのと同時に、内燃機関特有の自然なドライビングフィールを両立した。
既存のエンジン部品や生産設備などを活用できるため、低コストでの実用化が可能で、マツダは2004年10月に国土交通大臣認定を受けてナンバープレートを取得し、公道走行試験を重ねて実用化に向け開発を進めてきた。
全国都道府県対抗男子駅伝競走大会は、世界に通用する中・長距離ランナーの強化育成と競技の普及を目的として、毎年1月に広島で開催される47都道府県対抗形式の男子駅伝大会。マツダは地元協力企業として大会の運営に必要な車両の提供などの支援を行っている。