ダイハツが11月29日に発表した『ミラジーノ』は平成17年基準排出ガス75%低減レベルに適合、「4つ星」を獲得している。それを可能にしたのはダイハツが世界に先駆けて開発した、イオンを検知して燃焼を制御する触媒早期活性化システムがあげられる。
発表会場では「触媒は暖まらないと有効的に働いてくれないんですよ。そのためエンジン始動時には触媒を素早く暖めなければならない、そこで点火時期を遅らして排ガスの温度をあげ、触媒を暖めてあげる必要があるんです」と担当者がわかりやすく説明してくれた。
もっと簡単にいうと、エンジン始動時は燃料をよく燃やしてあげる必要があるということ。
ここで温度制御のためにダイハツが考えたのは、点火プラグを利用して、スパークした後、点火プラグに微弱な電流を流し、その通電具合でイオンを検知して燃焼具合をみる方法。これにより触媒が有効的に働く400度まで、1分かからずに暖めることが可能となった。