気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年11月8日付
●三菱自、京都移転白紙に、1000人「転勤なら退職」(朝日・1、7面)
●「輸入車販売の歴史はデコボコ道だった」ビジネス情報(毎日・10面)
●オペル買えば、ガソリン1年分タダ(毎日・10面)
●ホンダ、中国に新工場、現地生産能力、倍増の年53万台、200億円投資、日本3社、2006年に100万台体制(日経・1面)
●メデイアの仕掛け人 日産自動車マーケッティングマネージャー。井出泰男氏 新小型車の紹介ネツトドラマで(日経・11面)
ひとくちコメント
三菱自動車が、東京・品川にある本社を06年度までにエンジン工場のある京都市に移転させる計画を、白紙に戻す公算が大きくなったと、きょうの朝日が1面トップで報じている。
記事によると、移転する場合の退職希望者数が想定を超える1000人規模に達し、移転を強行すれば通常業務に支障が出る可能性が出てきたためだという。
本社(三菱商事が所有)移転は経営再建のための「再生プラン」の一環として5月末に打ち出したが、今9月中間連結決算では当期損益は1461億円の赤字を計上するなど、経営再建計画を抜本的に見直す方針を固めている。
きのう閉幕した東京モーターショーでは、わずかに福祉車両を5台出展しただけであった。