【ヒュンダイJM発表】日本向け専用の製造ライン

2004年9月9日(木) 19時07分
ヒュンダイ『JM』の画像
組み付け精度は非常に高い。専用ラインの効果は確実に出ているの画像
運転席も整然としたデザイン。通常の2DINが用意されているのでカーナビ選択の自由度が広がるの画像

ヒュンダイ『JM』は、今年4月に韓国で販売を開始。7月からは欧州市場でも販売が始まっており、日本は9月、そして11月には北米市場での販売も予定されている。現在のところは全量が韓国・蔚山(ウルサン)工場で製造されている。

すでに販売が開始されている韓国はもちろん、欧州での販売も好調。現在のバックオーダーは3万台にも達するという。

バックオーダーの台数が多いことから、日本向けデリバリーも遅くなるのではないかという危惧もあるが、「日本向けのJMでそれはないでしょう」とマーケティングを担当するセオ・ホソン課長代理は説明する。

実は日本向けの車両については専用の製造ラインをすでに確保してあるという。右ハンドル対策というわけではなく、車体の組み付けから塗装に至るまで、製造工程の全てで精度を高めたという、文字通りの特別ラインだ。

「専用の製造ラインを用意したのは、韓国や欧州向けのツーソンの品質が悪いということではなく、目の肥えた日本のお客様にご満足いただくためには、これまでよりも精度を高めなくてはいけないという理由からです」とセオ課長代理は言う。

「JMは世界戦略車という位置付けですし、価格だけで勝負するものでもない。品質が日本車レベルとなり、価格がそれよりも安ければ十分に競争できると思っています」

欧州車の品質を日本の自動車メーカーが目指してきたように、韓国にとっては日本のメーカーに追いつき、追い越すことがひとつの目標だ。

すべての製造ラインで日本車レベルを実現するのは時間が掛かるかもしれないが、特定のラインで組み付け精度や塗装品質を向上させることは全く不可能というわけではない。

そうした特別なラインで製造スタッフにその手順を慣れさせ、技術を習得した段階で通常のラインに送り込で後進の育成に当たらせれば、時間は掛かるかもしれないが通常ラインでも精度や品質の向上が図れる。

この特別ラインでのクオリティチェックは、通常ライン工程の実に2-3倍に達しているという。ドアの開閉だけでJMがこれまでの韓国車と違う(比べるのも失礼かもしれない)と思えるのは、このあたりに秘密が隠されている。

《石田真一》
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