アウディはデザインに強いこだわりを持つメーカー。もちろん、新型『A6』(28日日本発表)も先進的な美しいフォルムで高いクオリティと備えているのは言うまでもない。
そんな新しいA6、実はデザインを担当したのは日本人。アウディAGシニアデザイナーの和田智さんだ。
発表会スピーチ冒頭で「今日は私にとって特別な日です。私がアウディに移ってはじめてメインでデザインを担当したクルマが、私の生まれ育った東京で発表できるのですから」と語りだした和田さん。
国産メーカーから移籍した1998年の、アウディ入社2日目に次期型A6(28日に発表されたモデル)のデザインを命じられたそうだ。
ライバルとはまったく違うスポーティテイストのA6のフォルムは、ひと目でアウディとわかるデザイン。しかし、ヘッドライト中央からバンパーまで縦長につないでいる「シングルフレームグリル」を採用するなど、アウディの新しい世代を感じさせるポイントも見逃せないモデルである。
そんな新型A6が、日本人によってデザインされたという事実は、日本人として素直にうれしくなった。