【三菱『ランサーエボリューションMR』乗った】エボVIIIってこんなに遅かった?

2004年2月13日(金) 21時52分
アクセルをひと踏みしただけで、パワー&サスの熟成度がわかるの画像
アクセルをひと踏みしただけで、パワー&サスの熟成度がわかるの画像
ブラックのカーボンリヤスポイラーが、MRの識別ポイントの画像
MRの全体の取りまとめ役、岩田秀之プロジェクトマネージャーの画像

MRとは、“ミツビシ・レーシング”の意。だが、パッと見た感じでは、隣に並んだエボVIIIと、それほど大きな違いはないように見える。

“ビル足”になった、ACDなど電子制御系がより賢くなった、ルーフがアルミ化された、などと聞いても正直、“弱マイナーチェンジ”のイメージでしか、MRを見ることはできなかった。だが……。

テストコースのワインディング路での試乗が始まった。軽くアクセルを踏みこんでいくと、「な、なンなンだ、この音? 強引なトルクは!?」。陸橋の上を軽くジャンプし、姿勢を崩しながら着地しても「なんだ、この安心感は……」。2速でパーシャルなアクセルワークが待ちきれなくて、エイ! と踏んでしまったが、「はぁー、これで、こう曲がるのかオマエは……」。

初体験の感想は、「さすがランエボ、いい走り」。そして、エボVIIIにすぐ乗り換えてみた。するとまたも、「なンなンだ!」。ブレーキングで、ストレートエンドで、コーナー後半でと、コースのほぼすべての状況で、「こんなもンだったか、前モデルって・・・」と、思わず声に出てしまった。

ベースの現行ランサー誕生とともに、エボVII、エボVIIIと続いてきた。そして迎えた、新エボリューションVIII“MR”は、全世界に広がるランエボファンの期待を大きく上回る、大進化を遂げていた。

エボVIIIMRのプロジェクトマネージャー岩田秀之氏がいう。「エボVIIIまでは、各コンポーネンツが尖がっていた。MRはそれをよりハーモナイズさせ、チューニングの幅が大きく広がりました」。ランエボは無限大に進化していく。MRはランエボの新たなるスタートラインなのだ。

《桃田健史》
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