5000円からが安い---大阪・京都でタクシーの長距離割引

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国土交通省の近畿運輸局は4日、大阪や京都を拠点とする13のタクシー会社に対し、5000円以上の金額となった際、超過した分を30〜50%引きにするという新料金の設定を認可した。今月12日から開始される予定で、これまで1万円だった場合には、新料金の適用によって7500円程度になるという。

これは「遠距離割引運賃」と呼ばれるもので、大阪のタクシー12社は運賃が5000円以上となった場合、5000円を超える金額の部分を50%引きに。京都の1社は30%引きにする申請を提出し、認可された。これまでの運賃が1万円だったと仮定した場合、7500〜8000円程度となる計算になり、長距離利用客の利便性を向上している。

13社で保有するタクシーの台数は、近畿地方の総台数の10%に満たない数だが、新たな割引制度が導入することで、各社とも「会社を指名して利用する客が増えるのではないか」と期待しているようだと近畿運輸局はコメントしている。

《石田真一》

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