【デザインを考える】『スカイライン』は大人になるチャンス、開発者にも好機 | レスポンス(Response.jp)

【デザインを考える】『スカイライン』は大人になるチャンス、開発者にも好機

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『スカイライン』は強力なブランドとして知られており、このことを抜きにデザインは語れない。このブランドはレースへの一途な思いから自然に生まれ、長いノーズと不規則な爆音で街を駆け巡りレース場を彷彿させるものであったが、これは当時のクルマユーザー誰もの夢であった。

時代は変わったものの、キープコンセプトで、今やオタク扱いされているスカイラインファンに愛されるブランドとして残すことも可能だったが、新たなブランドとして、同時にヌーボー日産のコーポレート・アイデンティティになることがスカイラインの道であろう。それは環境への配慮に加えて、本能的な遊び心や冒険心を持ったデザイナーが、いろいろなアイデアをクルマに託して具現化する絶えざるチャレンジだ。

さて2年半ばと大変短いピッチのフルモデルチェンジとなった今回のモデルは、99年の東京モーターショーで『XVL』として御披露目済みのデザインだが、近年のヨーロッパ車にあるショートハイデッキのスリーボックスのシルエットとクールな面構成で、デザインのレベルも高い。加えてフロント周りにモダンとノスタルジックをブレンドした最近のポルシェ風の味付けもなされており、グローバルで都会的なスタイルとなっている。

ヌーボー日産のデザイントレンドでもあり、スカイラインファンが大人に脱皮するチャンスを良しとするなら一つの選択肢であろう。が、彼らの多くは一抹の寂しさを持つに違いない。
《松井孝晏》

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