e燃費には、給油時の入力項目として、走行距離や給油量のほかにガソリン価格も用意されている。
ガソリンの価格統計としては、石油情報センターの石油製品市況調査が有名だが、これは小売店からアンケートを回収し、そのデータを統計したもので、小売価格の統計ではあるが、実際に販売された価格とは異なる。
その点、e燃費で入力されるガソリン価格は、消費者が実際に購入した「実買価格」 であり、より消費の実情に近いと言える。
そこで、石油情報センターが発表するガソリン価格と、e燃費のデータを集計したガソリン価格にどれだけの開きがあるのかを表したのが次のグラフだ。
※“e-”はe燃費、“s-”は石油情報センターのデータであることを表す。
※e燃費のデータは、ユーザーの給油記録から抜粋したデータ。サンプル数は約2万1500〜5万/月。石油情報センターのデータは、「全国約3500の給油所を対象として、毎月10日現在の小売価格をアンケート郵送方式にて調査」したもの(石油情報センターホームページより)。
e燃費のデータの方が安い理由は、e燃費は会員割引などが加味された消費者の実買価格統計であり、石油情報センターのデータは小売価格の統計であるため。両者の差は、レギュラーで3〜5円、ハイオクで6〜8円となった。
また、e燃費のレギュラーから石油情報センターのハイオクまでが等間隔で並び、価格の遷移自体はほぼ同じ傾向を示している。
現在のガソリン価格はここ1年での底値となっており、今が買いどき(走りどき?)と言えよう。