ニュー『3シリーズ』をマイナーチェンジ前と比べると、エクステリアに関してはフロント部分に大きな違いがある。
透明なプラスチックレンズの奥には、『5シリーズ』ふうのガスディスチャージ・ランプが収まり、キドニーグリルもそのスタイルを一新させた。ボンネットもエアダムもそのスタイルを変え、新型のスタイルは従来のものとは全くキャラクターが違うと言って良い。
つぎにサイドを見れば、フロントフェンダーが変わったことに気づくだろう。ホイールアーチから前方のキャラクターラインがなくなったのだ。その他、大きなサイドシル、ボディとカラーコーディネートされたドアハンドル、より厚みのあるリアバンパーに、テールランプなどが変更点だ。
こういったスタイルチェンジによって、3シリーズのセダンとツーリングは力強い大変身をとげ、前衛的になった。そしてクーペやカプリオレとはデザインで一線を画す結果となった。2ドアモデルと4ドアモデルをルックス的に全く違ったものにしようというのがBMWの長期計画であり、2ドアモデルには偶数のモデルナンバーが与えられるという。3シリーズ・クーペとカブリオレは『4シリーズ』になるはずだ。