ホンダ『フィット』は、2002年初頭より欧州へ向けて輸出が開始される。欧州でもライバルとなるトヨタ『ヤリス』(日本名『ヴィッツ』)は、フランス工場での現地生産というかたちをとっているが、フィットは日本からの輸出となる。
ホンダは欧州では英国に工場をもっているが、このフィットがすぐに英国で生産されることはなさそうだ。吉野浩行社長は、将来的な現地生産の可能性について「英国工場は、『シビック』や『CR-V』の生産に適しています。簡単に現地生産といっても部品の調達などクリアしなければならないことがたくさんあり、簡単ではありません」とコメントしている。
なお北米市場に関しては、輸出・現地生産ともに現在のところ未定。アジアに関しては、このフィットがそのまま販売されるわけではなく、コンポーネントを流用した派生車種が投入される予定だ。