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【新聞ウォッチ】出資37%、ダイムラーが“崖っぷち”三菱に入れ込む理由

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年4月10日付

●三菱自動車、ボルボとの資本提携の解消合意 (朝日・10面)

●事故の“減速”なるか、大型トラックに速度制限、高速道の流れ乱す声も(東京・18面)

●米子会社2年で再建、ブリヂストン・渡辺新社長表明(読売・8面)

●燃料電池車、燃費と供給拠点カギ(読売・9面)

●トヨタ、「ヴィッツ」の特別仕様車スカイブルーバージョン発売(読売・11面)

●新交通安全計画目標どう実現、高齢者の意識向上狙い(読売・15面)

●チャイルドシート着用義務化で前年度比出荷量21%増、 (毎日・3面)

●地球守る低公害バス、板橋区の幼稚園が導入 (毎日・25面)

●富士重工「レガシィ」燃料タンク欠陥でリコール(毎日・28面)

●携帯電話使い車の燃費分析、アスキー、日石三菱などサービス開始(日経・15面)

●ガソリンスタンド、高級洗車サービスを強化(日経・31面)

ひとくちコメント

三菱自動車は、交渉が難航していたスウェーデンのボルボと資本提携やトラック・バス事業での協力関係を解消することで最終的に決着した。34%出資する三菱の筆頭株主であるダイムラー・クライスラーから「ボルボが所有する3.3%分の三菱自動車株を取得する」という通告があったためだ。ダイムラーは11日の株主総会でこの方針を正式に表明する、ときょうの日経、朝日の2紙が取り上げている。

ダイムラーが経営再建中の三菱への出資を引き上げたことで、トラック市場で競合するボルボとの提携解消は時間の問題とみられていたが、ボルボ所有の三菱株の引き取り先が注目されていた。昨年秋に結んだ新たな契約では「ダイムラーは三菱の出資比率を3年間は引き上げない」と決めたばかりだったが、ボルボとの解消で早くも見直されることになった。

出資比率が37%強に高まることでダイムラーの支配力も一段と強まることになるが、リコール問題をきっかけに存続が危ぶまれている三菱に、何故ダイムラーは過剰過ぎるほどに入れ込むのか。

三菱の関係者によると「ウチがアピールできるのは環境技術しかない」という。一説には欧州市場などでの待ったなしの環境規制にベンツの技術力では対応できないとみられているからだ。今後も三菱は切り札の“環境”をちらつかせながら支援をあおぐことになりそうだ。
《福田俊之》

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