アメリカ環境保護局(EPA)は、大型トラックとバスに95%の排気カットを強制するクリーンディーゼル法案を2006年から実施する、と発表した。クリントン時代に作られた法案だけに、ブッシュ新政権では可決されないのではないか、という危惧が環境保護団体にあった。
すんなりと可決されたのには、GMが法案のサポートに回った、という経緯がある。これはGMがクリーンディーゼルを使った車両、ハイブリッドなどを今後開発し、燃費制限に合わせよう、という目論みがあるため。しかし現在およそ500ppmと言われる排気ガス中の浮遊物質を15ppmまで減少させるための燃料リファイナーの開発はまだ進んでおらず、燃料メーカーからは法案を疑問視する声もあがっている。