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【新聞ウォッチ】三菱自工「再建計画」飛び交う憶測報道の信憑性

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年2月23日付

●「ダイムラー支配くっきり」、三菱自工26日に再建計画発表 (産経・6面)

●不二精器、チャイルドシード自主回収(産経・26面)

●自動車Nox対策法案改正要項まとまる「抑制計画義務化盛る」(朝日・3面)

●トヨタ・日産、米での販売、1月減少(朝日・13面)

●国土交通省運輸局発注4社の車検用機器、談合の疑いで公取委調査(朝日・39面)

●BMW320iの特別仕様車を発売(読売・11面)

●氷雪にアタック、厳冬北海道でラリー3大会開催(毎日・19面)

●ブリヂストン、欠陥タイヤで前年比8割減益(東京・9面)

●「車にスプレーや金ブラシ」東京・板橋区内で悪質いたずら急増(東京・25面)

●産業構造審議会、自動車リサイクル「利用者が費用負担」徴収方法6案提示(日経・7面)

●中国の三菱自工欠陥問題が飛び火「日本企業への不信感強まる」(日経・9面)

●ベルギー首相、投資促進をホンダに要請(日経・11面)

●ヤナセ、希望退職者300人募集(日経・15面)

●未来戦略「燃料電池開発、8兆円市場規模巡り競争」(日経・17面)

●東京理科大、クレオが携帯端末にパソコン機能、カーナビ・家電遠隔操作のソフト開発(日経・17面)

ひとくちコメント

三菱自動車が来週26日に正式発表する「再建計画」をスッパ抜くための報道合戦が過熱しているが、きょうは、朝日、日経が一面準トップ、読売、毎日が経済面のトップなど、各紙が一斉にその中身憶測記事を取り上げている。しかし、発表が直前に迫っているというのに、憶測報道の域を抜け出ていない。

例えば、再建計画の大きな柱のひとつ、人員削減については、「6000人以上削減へ」(朝日)、「6500から1万人弱」(東京)、「1万人規模削減も」(産経)、「人員、10%強を削減」(日経)、毎日、読売は具体的な削減人数に触れていない。しかも、購買コストの削減目標も、毎日、東京「30%」、日経「15%」朝日「2、3割」とマチマチ。車種もカウント方法で違ってくるが、「15車種を10程度に削減する」(毎日)ほか、「24の乗用車の車種を半減する」(日経)など、と絞られていない。

筆者の経験から、これまでは、三菱重工、商事、銀行などグループの長老が事前にリークしてくれたため、憶測記事とはいえ信憑性が極めて高かった。長老の影響力もあった。今回生産が打ち切られるとみられる最高級車『プラウディア』も某長老の鶴の一声で1000万円を切る“低”価格に変更されたというほどだ。それが今では「ダイムラー支配、くっきり」という産経の見出しが、すべてを物語っている。

(福田俊之)
《福田俊之》

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