NHTSA(道路交通安全局)は以前に発表したロールオーバーの危険性テスト結果の追加発表を行った。このテストについては車の重心部分だけを計算したもので、スピード、運転方法、路面状況など実際の要因を考慮していない、という批判も多い。そのためNHTSAでは3月1日から60日間の公聴期間を設けることも合わせて発表している。
今回追加発表されたのは30車種。評価は星五つを最高に採点されている。最高点を得たのはフォード『クラウン・ビクトリア』、リンカーン『LS』、マーキュリー『グランド・マルキス』、トヨタ『カムリ』などのセダンタイプのみ。
SUV、ピックアップトラックともに星五つの評価を得たものはゼロ。小型SUVやピックアップの中には星三つの評価のものがあったが、ほとんどは星二つという低い評価となっている。結果の詳細はNHTSAのホームページに。現在テスト結果が表示されているのは全部で72車種。