東京都は、施策の基本構想「東京構想2000」を策定した。2015年まで、60の政策についての数値目標をまとめたもの。
このなかで、ディーゼル車の排ガスが原因で肺ガンとなって死亡する可能性のリスクを、1997年当時の10万人当たり5.8人だったのを、2015年には1.4人までに削減する目標を明示した。
また、都内の自動車渋滞は慢性化しているが、都内の平均速度について、1997年の時速20km/hを、2015年までに30km/hに引き上げる目標も掲げた。
都では、こうした数値目標を達成していくため、ディーゼル車規制のような独自の施策をどんどん打ち出していく方針だ。