富士重工業(スバル)は11日、同社としては初めてとなる環境報告書を作成し、このなかで、環境保全のために1999年度に投資した金額を公表した。廃棄物削減のためのリサイクル促進や省エネ対策、研究開発など環境保全対策に使った費用を合計した数字というわけだ。
同社が1999年度中に支出した資金は193億円だが、この数字が多いのか、それとも少ないのかは、スバルとしても前年の数字を公表しておらず、また他のメーカーで数値を公表しているところもまだ少ないので単純比較は難しいが、こうした数字を積極的に公表する企業ほど環境保全に前向きである、という目安になりそうだ。
残念ながらこの報告書をディーラーなどで無料配布する予定はないが、近い将来、同社のWebサイトで閲覧できるようにする予定になっている。