ディーゼル排ガスは有害---誰でも知っていることなのに……

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ディーゼル車から排出されるDEP(ディーゼル微粒子物質)などの有害物質と健康被害との関係を調査してきた環境庁のDEPリスク評価検討会は、今回「DEPは発ガン物質」として認めた中間とりまとめを行った。国の機関がDEPを有害と認めたのはこれが初めて。

東京都のディーゼル対策などが盛り上がってから、DEPと健康被害との関係が指摘され、国としても同検討会で研究してきた。今回のとりまとめでは「排ガスから出るDEPには発ガン性がある」と指摘しているが、関係が指摘されている花粉症や環境ホルモンについての明言は避けた。

これを受け、自動車NOx法の見直しや、ディーゼル車排ガス対策にDEPを抑制するための対策が盛り込まれるのは確実だ。ただ、これまでも民間業者、東京都などはDEPと健康被害との相関関係は指摘しており、国の対応に鈍さが際立っている。

《レスポンス編集部》

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