日産自動車は28日、新型コンパクトセダン『ブルーバード・シルフィ』を発表、30日に発売する。商品企画では『ブルーバード』の後継車、サイズや基本設計の点では『サニー』や『アルメーラ』(『パルサー』後継車、欧州専売)の兄弟車となる。
ブルーバード・シルフィのターゲットユーザーは40代後半の団塊世代から、その上の50代。子供に手がかからなくなり、上質なライフスタイルを求めるユーザーで、クルマを夫婦2人で乗ることが多くなった世代。
新型車の商品企画の特徴は「上質さへのこだわり」、「先進の環境技術」、「使い勝手の良さ」。とくに環境性能については、量販グレードの「18Vi」が運輸省認定の「超-低排出ガス」基準値を50%下回った。これにはアメリカ、カリフォルニア州でSULEV(超々低排出ガス車両)に認定された『セントラCA』と同じQG18DE型エンジンを搭載されている。
車種展開は、2WDが「20XJ」、「18Vi」、「15i」、それぞれ2.0、1.8、1.5リットルエンジンを搭載。トランスミッションは、20XJは6速CVT、18Viと15iは4ATの設定、15iには5MTも用意されている。4WDは「18Vi-4」、1.8リットルエンジン、4ATのみの設定。
価格は154万9000円〜206万2000円。取り扱い販売会社はブルーステージ(日産系、モーター系)、月販目標3000台。ブルーバード・シルフィは日本市場専用車で、しばらくは従来のブルーバードの販売も継続される。