ダイムラークライスラーでは、ダッジとクライスラーのブランドで発表されている大型セダン「LH」モデルのすべてを、2004年にリアドライブ(後輪駆動)に変更することを検討中だという。これがもし実現すれば、クライスラーのクルマはマーケットの中でかなりユニークなポジションを占めることになる。
またこの変更はダッジ『チャージャーR/T』コンセプトカー(1999年デトロイト・モーターショーで発表)を実際の生産に移すための布石とも考えられ、注目が集まっている。ただしプラットフォームのデザインが変わってもこれらダッジモデルとクライスラーモデルのクルマがカナダ、オンタリオの工場で作られる、という点に変更はない。
すべての大型モデルをリアドライブにすることで、ダイムラークライスラーへの固定ファンが増える可能性もあり、企業としては面白い賭けとなるがまだ正式な決定にはいたっていない。