アメリカのスポーツカー・メーカー、パノスは、ルマンで活躍した『LMP』のスタイリング・イメージを色濃く反映したロードスターを用意している。イギリスのTVRのライバルとなり得るマシンだ。
その名前を『アデレード』という。この新型2シーターはアルミニウム製4.2リットルV8を搭載、出力は280PSとなる。このエンジンはやはり開発中のレース向けエンジンの低出力仕様で、レース仕様は420PSを目標に設計されている。と、いうことは、アデレード・ユーザーは自分のクルマのアップグレードに存分に腕をふるえるということだ。シャシーはパノスの『エスペランテ』ですでに使われているアルミニウム製スペースフレームからの発展。
アデレードの発売は2002年が予定されており、価格は3万8000ポンド(600万円)から。生産工場はオーストラリアのアデレードにあり、それが車名の由来だ。メーカーでは日本のエンスーにも提供したいと言っている。