ダイムラー・クライスラーのマイクロカー部門であるスマートは、スズキ『カプチーノ』ふうの廉価なミッドエンジン・ロードスターを開発中だ。昨年のフランクフルト・モーターショーでプロトタイプの形で発表された600ccエンジン2シーターは、北欧でのテスト走行が目撃されており、2002年の市販化が予想されている。
スマートのレインジ拡大としては、さらに4シーターやコマーシャル・バンが予定されているが、ダイムラー・クライスラーが経営に問題を抱える三菱自動車の筆頭株主になったことで、三菱の軽自動車のプラットフォームが新型スマートに使われることになる可能性がある。
新型スマートの生産拠点としては、現在三菱がボルボ(フォード・グループ)と共同で経営しているオランダのネッドカーが候補にあげられる。