アナタの"安全運転"間違っていないですか? Response.特別企画
LESSON 1
「効かせたことありますか、ABS」
クルマに慣れたところで、ここからが本番。まずは直線低ミュー路で、圧雪路を想定し、ブレーキングとステアリング操作を体験してみることに。さらにABSありとなしのそれぞれを行うことで、ABSが装着されていることの重要性も体感。肝心の速度は、ABSなしで50km/h。そしてABSありで65km/hと結構なレベル。65km/hというのは速いように思うかもしれないが、下り坂では知らない間に出てしまうこともあり、かなり現実的。また直線とはいえ、途中に設置されたパイロンもよけないといけないので、ステアリングが効くかどうかも重要なポイントになる。学ぶところはかなり多いのだ。
インストラクターのワンポイント!!
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ABSなし&50km/h
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タイヤは完全ロック。ステアリングを切っても曲がることなく、ただ真っ直ぐ滑るだけ。つまりステアリングは効かないのだ。これでは危険回避も無理
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直線でもひたすら滑りまくるので、自分の意志でコントロールすることは無理。このような極限体験ができるのも、しっかりとした施設で安全を確保したモビリタならでは
スタートしたら50km/hまで加速して、低ミュー路部分にあるラインに来たらフルブレーキング。当然タイヤはロックして、挙動も乱れたものに。ステアリング操作も不可能だ。だからパイロンをサッと避けて、なんということは絶対にムリ。神野さんによれば、田中さんのように運転歴がただ長いだけのドライバーはロックしたらとにかくブレーキを離さなきゃと思うことが多いとのこと。実際にその通りになってしまったが……。
ABSあり&65km/h
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ABSなしで派手に挙動が乱れてしまっただけに、ABSありでも65km/hだとどうなることか心配に。同じようにブレーキを踏むと、今度はタイヤはロックせずにしっかりと回転。ということはステアリングも効くということで、パイロンはなんとか回避、ABSの恩恵を実感できた。ただしABSが装着されているといっても、制動距離自体はかなり長いので、やっぱりスピードの出しすぎには注意だ。
←フルブレーキをかけてもタイヤがロックしないことは写真
 からもわかると思う。これがABSがあることの恩恵だ
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ステアリングも効くので、パイロンも回避できる。もしこれが路上の障害物だったら……
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ただし過信は禁物。制動距離自体は速度に比例してかなり伸びる。ABSが付いているから万全とはいえないことを知るのも貴重な体験だ
after LESSON
北畠ランチアさん 海帆カオルさん 田中ジュンさん
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