MINI CROSSOVER PHEV

vol.12 龍後篤志さん 視紀子さん ご夫婦会社役員/主婦

MINI CROSSOVER PHEV

MINI CROSSOVER PHEV

vol.12 龍後篤志さん 視紀子さん ご夫婦会社役員/主婦

やっぱり雪道や凍結路で頼りになるクルマがいい

大雪山連峰を南東に望む、北海道第2の都市、旭川市。
じつはウラジオストクより北寄りで内陸の地勢ゆえ、真冬の気温はマイナス20度以下にまで下がることも。積雪も少なくないが、碁盤の目状に区画された街並は整然としており、少し足を延ばせば美瑛や富良野といった観光地、あるいはスキー&スノーボードのゲレンデも豊富だ。

この都市生活と雄大な自然が美しく調和した地で、龍後さんご夫妻は3人のお子さんを育てながら暮らす。
市内で水道配管設備の会社を営む夫の篤志さんにも、専業主婦としてお子さんの送り迎えをほぼ毎日こなす視紀子さんにも、クルマはデフォルトで生活必需品という。

「凍結で水道管が破れたりしたら、夜でも出かけなければならないことは当然ありますし、行ってみるまでどんな場所か分からないことも多いです。アクセス路が狭いことも、急坂であることも、よくあります」

やっぱり雪道や凍結路で頼りになるクルマがいいという篤志さん。一方で奥様の視紀子さんは、こう述べる。

MINI × レスポンス

「子どもの送り迎えって市内の近場の時もありますけど、部活の関係で街から少し離れた施設に往復することも日常的に多いので、雪道で安心感があるクルマに越したことはないですね。お互い様ですから、同級生のお友だちやママを乗せることもありますし、そんなときに雪で視界が真っ白とか、ホント心細くなるんですよ」

加えて週末や休暇には、ご主人と育ち盛りの子どもたちが趣味のスノーボードに出かけることも多い。夏の数か月を除けば早朝や夕方など、家を出る度に雪や凍結に対する心構えが要る。

MINI × レスポンス

お洒落。でもしっかりしている。これがMINI。

そんな二人は今回、MINI CROSSOVERがPHEVであるということと同じぐらい、AWD制御のALL4にも興味があるそうだ。

雪かきされた自宅の前で、まずは外観を眺めた後、車内へ二人で乗り込む。
「MINIってわりと可愛いイメージだったんですけど、デザインが力強くて、ドアを閉めた感じもしっかりしていますね。でも、内装の丸が連なった感じはやっぱりお洒落。MINI ってこうだったんですね」

と、助手席から視紀子さんが第一印象を述べる。旦那さんの篤志さんは?といえば、

「ぼくはサッカーをやっていたせいで体格が結構いい方なんですけど、思ったよりシートが大ぶりで、座り心地もいいし、ホールド感がありますね」

MINI × レスポンス

まずは篤志さんがステアリングを握って、まずはEVモードで音もなく圧雪路に繰り出す。国産車ハイブリッドを運転したことがあるので、無音のモーター駆動で進んでいくことには驚きはないそうだが、
「地面をきっちり捉えている感覚が、普段乗っている車と全然違ってしっかりしている!」と、満足げだ。

MINI × レスポンス

前輪が滑った時に後輪が助ける これがMINIのALL4

南へ向かいながら旭川市を出ると、美瑛方面の丘陵地帯、アップダウンの多い対面交通の県道がずっと続く。
「FFのクルマだと、こういう登り坂の緩いカーブって、前輪がズルズルして駆動力が抜けちゃって怖いんですよ。前輪が滑った時に後輪が補助的に助けてくれるんですか?すごい運転しやすいです」
 そういいながら、ステアリングの確かな手ごたえと、安定して進んでいくMINIの走りに、篤志さんはすっかりリラックスした様子だ。

MINI × レスポンス

センターのインフォテイメントディスプレイ周囲のイルミネーションが、緑や白に刻々と入れ替わるように光ることに、ふたりとも気づいた。

「モーターとエンジンの切り替わりが、とてもスムーズですね。アクセルから足を離す度にバッテリーを充電してくれるんですか。うまく扱えばそんなに頻繁に充電しなくても大丈夫ってことですよね」
そう、鋭いその通り。

MINI × レスポンス

「車内も静かですね。走行中でも、前席と後席の間で声の通りがよくて、会話がしやすいんですね。ほら、後ろに大人が乗って面白いこといってくれても、にぎやかなクルマの中だと肝心のオチだけ聞こえなくて、聞き返したら、もういいよ!って言われたり(笑)。子どもと話すにも大声を出さなくてよさそう」
なるほど、ママならではの嬉しいポイントなのだろう。

MINI × レスポンス

気になる旭川エリアの充電スポットの数とは

雪道のドライブでも、こんなにリラックスして会話が楽しめることが新鮮、それが夫婦の一致した意見だった。

「でも、いくら減速中に回生してくれるといっても、PHEVを燃費よく使おうとしたら充電が要るんでしょう? 旭川で充電なんて、どうしたらいいのか・・・・」  と、視紀子さんが少し途方に暮れたようにいう。
 ところがアプリや通常のブラウザをはじめ、普通充電のできるステーションを調べてみると、ショッピングモールや映画館など、近場を含めて40カ所前後があることが判明した。

MINI × レスポンス

「家からこんな近くにあったなんて。買い物や外出で用事を済ませるついでに、充電しやすいところにあるものなんですね」
 ボディ左側のフラップを開けて、チャージャーソケットを差し込むだけ。そんな風に普通充電を初体験してもらった。
 自宅に充電器を設営すれば、電気代の安い夜間に充電することもできて、最初の数十㎞の燃費の質をさらに高められる。
「ふーん。でも寒い地域では、バッテリーの寿命はどうなんでしょうね?」
 と、篤志さんは心配する。
 そこでMINIでは、6年もしくは10万㎞のバッテリー保証がついていること、バッテリー性能についても、一般にメーカーは使用の条件が異なる中であっても、許容できる範囲で作動をテスト済みであること、そうした点を説明する。

「確かにPHEVならガソリンだけでも走るから、遭難はありえないのか。時々、札幌に行くんですけど、往復できますかね?」
 MINI CROSSOVER PHEV の燃費はJC08 モードで17.3㎞/L、最大走行距離は約500㎞強。片道約130㎞の旭川~札幌間なら、ほぼ2往復が可能だろう。

※燃料消費率は定められた試験条件(JC08モード)のもとでの値です。走行距離は燃料消費率から算出された理論値であり、使用環境や走行条件によって異なります。

MINI × レスポンス

ラストは奥様のドライブで

自宅まで残り10kmというところで、視紀子さんが今度はドライバーズシートに収まった。
「私は体格的に小さい方なんですけど、シートの調整幅があるので、丁度いいポジションがとれますね。助手席では気づきませんでしたが、視界も高めで、よく周りが見渡せます。走っている感じも、ステアリングの効き方も、すごくちゃんとしている」

「こんなに剛性感があるし、安定して雪道を走ってくれるし、何より雰囲気もお洒落だし。ますますいいですね。ちょっとホントに欲しくなってきた。子どもたちは、何ていうかな?」

仕事もプライベートもアクティブに忙しく過ごしているふたり。だからこそ、あらゆる状況にフィットする、シックな MINI CROSSOVER PHEV の魅力に、人一倍、敏感なのだ。

INTERVIEWER:KAZUHIRO NANYO
  PHOTO:JUNJI IWAMOTO

今回のナビゲーター

南陽一浩モータージャーナリスト

1971年生まれ、静岡県出身。大学卒業後、出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。2001年より渡仏し、パリを拠点に自動車・時計・服飾等の分野で日仏の男性誌や専門誌へ寄稿。現在は活動の場を日本に移し、一般誌から自動車専門誌、ウェブサイトなどで活躍している。AJAJ会員。

MINI CROSSOVER PHEVTEST DRIVE MONITOR REPORT