MINI CROSSOVER PHEV

vol.2 高木麻美子さんプロダクトデザイナー

MINI CROSSOVER PHEV

MINI CROSSOVER PHEV

vol.2 高木麻美子さんプロダクトデザイナー

このクルマにはデザイナー心くすぐるエッセンスがたくさん詰まっている

2月 千葉県某所。
海辺の道で待ちわせた今回の出演者は、MINI CROSSOVER PHEVを見るなり「やっぱりステキですね」と、満面の笑顔でボディを見回す。 街でMINIを見るとつい振り返って見てしまうほど、気になる存在なのだという。

さて、今回MINI CROSSOVER PHEVを体感いただくのは、某有名企業でデザイナーとして働く高木麻美子さん。

デザイナーという職業柄、モノを魅力的に見せるためのこだわりは人一倍強いと話す。ならばモノを魅力的に捉える見方も知っているはずだ。

一体、彼女はMINI CROSSOVER PHEVをどのように捉えるのか。早速ドライブスタート。

MINI × レスポンス

まずは、普段からよく通るという海沿いの道を走ってみた。この道は道幅も広く景色もいいから好きなのだという。

しばらく走ってみたところで彼女へこのクルマのフィーリングを聞いてみた。

「このスーッと走り出す感覚ははじめてです。なめからというか、あきらかに今まで私が乗ってきたクルマと感覚が違います。新鮮です。」

もちろんPHEVに乗るのははじめてだ。特にEV走行モードではその静かさ、そのリニアさにまるで別の乗りものに乗っているかのように思えたと話す。

MINI × レスポンス

彼女に今回の応募理由を聞いてみた。
「単純にクルマの買い替えを検討していたところ、ちょうどこのクルマのテストドライブの記事を見て応募したのがきっかけです。プラス、昔からMINIには強い憧れがあり、この機会にゆっくりMINIのことが知れるのでは?と思ったことが理由です。」とMINIへの関心の高さが伺える。

千葉の東京湾沿いは交通量も多く、慢性的に渋滞になるエリアのために、少しでも渋滞を避けられるルートを日夜探しているとのこと。今は知り合いから譲ってもらったSUVに乗っているが、次は細い道でも走れてクイックな取り回しができるコンパクトなクルマを候補に挙げていたようで、このタイミングで憧れのMINIと出会えたのは、何か特別な縁があるのかもしれないと笑顔で話す高木さんの横顔が印象的だった。

さらに続ける。
「デザインの仕事をしているので、とにかくこのクルマにはデザイナー心くすぐるエッセンスがたくさん詰まっていると思い、研究心を揺れ動かされました。」
なるほど。おそらく本当の応募理由はそれだろう。

MINI × レスポンス

変わったことをしても逆に興味を持ってもらえてすぐに受け入れられる・・・ それがMINIの魔力

それでは、デザイン面ではどんな印象を持ったのだろうか。
「クロームパーツの使い方がとにかく上手です。使い方ひとつでクドくなったり上品に見えたりと、クロームパーツの使い方ってとても難しいんです。長い年月をかけて試行錯誤されてきたのでしょうね、全体的にまとまり感があり、デザイナーから見るとホントにパーフェクトです。」

なんとも説得力あるコメントだ。
「センター・ディスプレイの形状は特に愛くるしいですね。丸いリングがヘッドライトの形状や、ボディの丸っこさとリンクしていて、全体の統一感の演出がMINIならでは、そしてMINIだけしかできないという印象です。」

MINI × レスポンス

「それからシートの肌触りもいいから、女性ウケがいいのも納得できます。プロダクトデザイナーなので、形状や素材の使い方は気になりますし、その商品へのデザインの凝縮感の高さが現れる部分は特に見てしまいます。」 「デザイナーは、いかにその商品が長生きできるかを考えます。耐久性の部分は当然ですが、そのデザインが長く愛され続けられるデザインか、そこへ執着します。奇を衒うデザインは目を引きます。そして無数にあります。でも奇を衒う事だけを考えれば、使う人のことは疎かになりがちです。変わらないデザインはやはり人に愛されているのです。MINIにはそれが備わっていると改めて感じました。だからPHEVという次世代技術を搭載しても、このキャラクターからは愛くるしさと安心感を得られるから、ちょっと変わったMINI、新しいMINI、最先端のMINI!という感覚で、変わったことをしても逆に興味を持ってもらえてすぐに受け入れられるのでしょうね。それがMINIの魔力、正直すごいの一言です。羨ましいです!」

さずがデザイナーならでは分析力、取材スタッフも聞き入る。

最後に1日試乗した感想を伺った。
「自分で車を持つってとてもステキなことだと実感しました。いいクルマはこんなに運転を楽しませてくれるモノなんだなと。正直これまでクルマに対してはデザインの関心しかありませんでしたが、今日はこのMINI CROSSOVER PHEVに、MINIデザインの奥深さと運転の楽しさを同時に教えてもらえました。」

そういってもらえるのは我々もとても嬉しい。
高木さん、これからもどうぞ素敵なカーライフを・・・。

MINI × レスポンス

INTERVIEWER:KEISUKE KAWANISHI
  PHOTO:JUNJI IWAMOTO

今回のナビゲーター

河西啓介編集者/モータージャーナリスト

自動車雑誌『NAVI』編集部を経て、出版社ボイス・パブリケーションを設立。『NAVI CARS』『MOTO NAVI』『BICYCLE NAVI』の編集長を務める。現在はフリーランスとして雑誌・ウェブメディアでの原稿執筆のほか、クリエイティブディレクター、ラジオパーソナリティー、テレビコメンテーターなどとしても活動する。

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