MINI CROSSOVER PHEV

vol.10 山田幸子さん旅行代理店

MINI CROSSOVER PHEV

MINI CROSSOVER PHEV

vol.10 山田幸子さん旅行代理店

旅のスペシャリストが思うクルマ旅の魅力とは?

10月の長野は、上着がないと少し肌寒いくらいの秋を感じる。遠くで見事な稜線を描いている北アルプスも、ほんのり紅葉で彩られている。
今がちょうど収穫時期だというリンゴが木から垂れ下がっているのを車内から眺めていると「今の時期は、シナノスイートやシナノゴールドが食べごろなんですよ」と、運転席から今回の出演者山田幸子さんが教えてくれた。山田さんは旅行代理店に勤めているため、この旅をナビゲートしてくれている。

MINI × レスポンス

今日はMINI CROSSOVER PHEVに乗って、旅の案内人山田さんと松本をドライブしてオススメのスポットを巡ることに。実は松本さんの愛車もMINI CROSSOVERという偶然。ただ、PHEVを運転するのはこれが初めてという。
「あれ、これエンジンかかってます?」
スターターのトグルスイッチを操作する山田さんに、PHEVはモーターで走り出せることを伝えると、
「こんなところから進化しているんですね!」
と、早速PHEVに驚く山田さん。では参りましょう。

MINI × レスポンス

MINIで松本 コイツは使えるギアである

軽快には走り出すMINI CROSSOVER PHEV。
「大王わさび農場はとっても自然豊かで水が綺麗なので、一度は行ってみることをおすすめします。それから、ここは穂高神社。交通安全のご利益で有名なので、クルマ好きの方には特にいいかもしれないですね。ドライブするなら、安曇野アートラインという街道も楽しいと思います。この道沿いに、美術館や博物館、公園などがたくさんあるんですよ。それから……」

MINI × レスポンス

さすがプロの旅の案内人。すらすらと松本や安曇野の説明をしてくれる。松本近辺は見るところがたくさんあるとのこと。しかも城下は道が狭いため、MINIの大きさは使い勝手がいいと話す。
「PHEVってとても静かですね。パワーもあるので余裕を持ってスムーズに走れるような気がします。運転のしやすさは一緒なので、乗り換えても思ったより違和感なく運転できちゃいますね」
いつもMINI CROSSOVERに乗っているということもあって、あっという間にPHEVの感覚にも慣れた様子だ。

旅をさらに魅力的にするアイテム

山田さんはマイカーであるMINI CROSSOVERに乗る前は国産車に乗っていたそうだが、今のクルマに乗り換えてから、とても安定感があって高速道路でもより安心して走れるようになったと話す。 “お客様により素敵な旅を提供したい”という気持ちから、自ら体験されたことを伝えることもある。MINI CROSSOVERを購入した時には、お姉さんと姪っ子さんと一緒に軽井沢までドライブに行ったという。

MINI × レスポンス

「インターネットなどで情報を検索するのはとても便利ですが、その情報だけでは分からないこともあります。この前は箱根に旅行に行ったのですが、クルマではなかったので移動だけで時間がかかってしまい、ゆっくり、そして自由に観光ができませんでした。クルマは、旅をさらに魅力的にできるアイテムの一つだと思います。そして、自分で旅をして感じたことをお客様に伝えたり、お客様にとってその大切な旅行に思いを巡らせる……それが、私たち旅行代理店にできることのひとつかなと思っています。」

違う文化、違う時代のモノ同士なのに

お昼時になってきたのでランチに向かうその道すがら、
「ちょっと寄って行きませんか?」
と山田さんがクルマを停めたのは、リンゴ畑の真ん中。
「おじちゃーん!」
と山田さんが手を振るその先には、この一帯のリンゴ畑を管理している山田さんの叔父さんの姿が。
「“リンゴの美味しい時期です”って案内しておきながら、食べていただけないのは申し訳ないですから」

MINI × レスポンス

そう言うと、山田さんは叔父さんにお願いしていくつかリンゴを獲ってくれた。山田さんは普段もこうやっておもてなしの気持ちを持って接しているのだろうと感じる。つやつやと輝くもぎたてのシナノスイートに早速かじりついてみると、口の中いっぱいに甘酸っぱいリンゴの味が広がった。蜜がたっぷり入っていてジューシーでとにかく……「おいしい!」心からその言葉が口をついて出た。

MINI × レスポンス

リンゴを食べて幸せな気持ちになりながら向かったのは、松本市街地でフランス料理と和食を提供するヒカリヤへ。こちらは120年前に建てられた歴史的建築物名門商家「光屋」をリノベーションしたレストラン。屋敷の門前にMINIを停めた。違う文化、違う時代のモノ同士なのになぜこんなにしっくりとハマって見えるのだろう。MINIというクルマは見れば見るほど実に不思議で魅力的な存在だ。

MINI × レスポンス

さて、そんな素敵な雰囲気の中へ足を踏み入れれば、大きな銀杏が枝を伸ばす中庭が出迎える。そして蔵をそのまま残したモダンなレストランが見えてきた。まるでその歴史に自分が取り込まれるような、そんな気持ちにさせてくれる空間が広がっていた。

MINI × レスポンス

今回はフレンチを専門とする「ヒカリヤ ニシ」でお料理をいただいたのだが、その一品一品の美しさと美味しさにうっとり。松本にはこのように歴史を大切にしている場所が数多く存在する。特にヒカリヤがある松本城付近には蔵づくりの建物がたくさん並ぶ。ただし道が狭いことは否めない。ぜひ車と歩きで一帯を散策されることをオススメしたい。

MINI × レスポンス

MINIから、そして松本から教わったこと

歴史があるといえば、今日の旅で活躍したMINIも今年で60周年を迎える。
「歴史あるブランドは、それだけ愛されて続いてきた理由がありますよね。私の働いている旅行代理店も創業から100年以上経っています。時代の変化とともに変わっていくものもありますが、変わらない良さというものもありますよね。今回、MINI CROSSOVER PHEVに乗って改めてそれを教わった気がしています」

MINI × レスポンス

松本という街を山田さんとMINIとともにドライブして、人のあたたかさや自然の豊かさはもちろん、その歴史の片鱗まで触れることができた。
MINIの洗練されたデザインもそうだが、PHEVであることで、古くから続く、この歴史溢れる空気に優しく溶け込めるような気がした。
「また、ゆっくり遊びにきてくださいね」
最後まで気遣って見送ってくれる山田さんとMINIの姿が重なる。山田さんとMINIの組み合わせ、実にぴったりだった。

INTERVIEWER:AZUSA ITO
  PHOTO:TAKEO KOBAYASHI
  LOCATION:ヒカリヤ ニシ

今回のナビゲーター

伊藤 梓編集者/DJ

クルマ好きが高じて、2014年にグラフィックデザイナーから『カーグラフィック』誌の編集者へと転身。2018年からはより広くクルマの魅力を伝えるためにフリーランスとして自動車関係の編集執筆のほか、FM横浜 THE MOTOR WEEKLYのDJとして活躍中。またイラストレーターとしても活動している。

MINI CROSSOVER PHEVTEST DRIVE MONITOR REPORT