正直、最近のクルマはバンパーという存在が非常に希薄である。まだ国産車ではエアダムと一体化して、何となくバンパーっぽく見えるデザインを採用しているものもあるが、今回のキャデラック『CT6』は見事にバンパーの存在を消し去っている。
●GM中国販売0.4%増…キャデラックは90%増 2月
キャデラック『CT6』は新しいフラッグシップサルーンとして導入されたモデルだ。FR系(CT6はAWD)の新プラットホーム(オメガ・アーキテクチャー)をベースに開発されたモデルで、2020年に向けて投入される新車群の先駆けである。
米国の自動車最大手、GMの高級車ブランド、キャデラック。同ブランドが、小型SUV市場に参入することが分かった。
キャデラックのフラッグシップというと、ふた昔前(?)の四角く長い『フリードウッド』などを連想する。が、今やこのいかにもスマートな『CT6』こそ、そのポジションにある…のである。
米国の自動車最大手、GMの高級車ブランド、キャデラックは3月上旬、2月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は2万1460台。前年同月比は18.6%増と、9か月連続で前年実績を上回った。