15日より開催されているフランクフルトモーターショーでプジョーが発表した電気自動車『iOn』。実はこの車、すでに国内で販売開始されている三菱自動車の『i-MiEV』のOEM供給なのだ。会場でiOnの担当者に、ズバリi-MiEVとの違いは何かと聞いてみた。
「三菱のエンジニアと綿密に話し合いながら開発を行ってきました。電気自動車としての基本構成はi-MiEVのシステムをそのまま使用しています」
「またプラットフォームに関してもトレッドも含めi-MiEVと同じなのですが、サスペンションのチューニングに関してはヨーロッパでの高速走行を考慮して固めに設定しています。またEUのクラッシュテストをクリアするため、前後バンパーを変更したことで、全長が85mm伸びています」
「その他、外観上ではプジョーのエムブレムが納まるノーズパネルとホイール、テールレンズのデザインなども専用設計となっていますし、今回の発表には間に合いませんでしたが、インテリアとテレマティックシステムもプジョー独自のものとなります」とのこと。
iOnは、2010年末に欧州で販売が開始される。