メルセデスベンツ Sクラス が大幅マイナーチェンジ

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メルセデス・ベンツ日本は3日、メルセデス・ベンツの最高級セダン『Sクラス』に大幅な改良を施して同日より販売を開始したと発表した。

新型Sクラスの外観は、フロント、リア、ドアミラーおよびアルミホイールのデザインを一新し、精悍さと高級感を高めた。フロントデザインは、クロームトリムとLEDナイトドライビングライトを加え高級感とワイド感を強調したフロントバンパーや、より立体的となったフロントグリル、LEDを多用してシャープで美しいヘッドライトユニットなどで、存在感を高めた。さらに「S600ロング」、「S65AMGロング」にはツインクロームデザインの専用フロントグリルを採用し、V12モデルならではの特別な威厳を醸し出している。

リアビューは、ワイド感と精悍さを強調するエグゾーストエンド一体型デザインのリアバンパー、52個ものLEDを使用し後方からの視認性を高めるともに、スタイリッシュなデザインのLEDリアコンビネーションランプを採用。スタイリッシュなアローデザインを採用したドアミラーは、鏡面を拡大し後方視認性を高めるとともに、優れた空力特性により燃費向上と風切り音を低減する。
 
内装は、立体感を増した新デザインのシートを採用するとともに、ウッドトリムやクロームパーツを拡大し、より一層贅沢な質感とした。さらに夜間の室内を美しく彩るアンビエントライトは、オレンジ、ホワイト、ブルーの3色から選択切替え可能。
 
オーディオビジュアルやナビゲーションシステム、携帯電話ハンズフリーなどを集中的にコントロールするCOMANDシステムは、新たに地上デジタル放送(12セグ/ワンセグ自動切替)対応テレビチューナーを採用するとともに、充電機能付の携帯 電話接続ケーブル(NTTドコモFOMA用)を装備した。
 
安全装備では、走行中に不注意で車線を逸脱した場合、ステアリングが振動しドライバーに注意を促すレーンキーピングアシストをはじめ、ヘッドライトの照射範囲を自動的連続的に調整し、対向車や先行車を眩惑することなく夜間の最大の視界を確保するアダプティブハイビームアシスト、ドライバーの運転特性を解析して長時間走行時にドライバーの疲労や眠気を検知して注意を促すアテンションアシストを標準装備した。ナイトビューアシストには、歩行者を認識し画面内にフレームで強調する歩行者検知機能を新たに加えたナイトビューアシストプラスとした。
 
このほか、ステアリングの舵角に応じてギア比が変化する「ダイレクトステアリング」を標準装備し、高い直進安定性と俊敏なハンドリング、低速走行時の取り回しのよさを両立。コーナリング時に、ブレーキを用いて各車輪を制御しハンドリングに違和感を与えることなく正確に車両姿勢をコントロールし安定したコーナリングをもたらすトルクベクトリングブレーキを装備した。
 
さらに、ABC(アクティブボディコントロール)の機能として高速走行時に横風を検知すると各ホイールの荷重配分を制御し、横風の影響を低減し安定した高速直進性を実現する横風制御機能を追加した。
 
輸入車として初となるハイブリッドモデルを含め、全8モデルを設定。価格は「S350」が1050万円、「S65AMGロング」が3040万円。

《レスポンス編集部》

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