日産、ニュルにショップをオープン…スポーツの情報発信拠点

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欧州日産は9日、ドイツ・ニュルブルクリンクに「日産スポーツカーショップ」をオープンさせた。『GT‐R』と『370Z』(日本名:日産『フェアレディZ』)という2台のスポーツカーの、ブランドイメージ向上を狙う。

ニュルブルクリンク北コースは、1周20.8km。高低差約300m、コーナー数172という超難コースだ。多くのモータースポーツが開催されるとともに、自動車メーカーの開発テストの場としても有名。4月23日にはGT-Rが、7分26秒70というニュル自己ベストベラップをマークしている。

日産は2007年3月、ニュルブルクリンクにおける車両開発をサポートする目的で、ボン近郊のトロイスドルフにテストセンターを開設。ニュルブルクリンクを走行するテスト車両の整備を行ってきた。そして今回、日産スポーツの一般顧客向け情報発信拠点として、ニュルに「日産スポーツカーショップ」をオープンした。

ショールームは500平方mとゆったり。営業時間は10 - 20時で、GT-Rと370Zが展示してある。欧州ではここでしか見られない『GT‐RスペックV』もディスプレイ。さらにドイツを中心に発売される限定車、『370Zニュルブルクリンクエディション』も展示される。

370Zニュルブルクリンクエディションは、アルティメットイエローの専用ボディカラーを採用。ボディサイドにはブラックの「370Z」デカールが装着され、レーシーな雰囲気を発散する。「コブラ」と呼ばれるエグゾーストシステム、OZ製のアルミホイール、ダンロップ SP スポーツMaxx GT タイヤ(フロント255/40 R19、リア285/35 R19)も奢られた。室内はイエローのボディカラーに合わせて、ブラックレザー&スウェードでコーディネート。限定80台が発売され、価格は5万0400ユーロ(約655万円)だ。

また、ショールームでは、日産とNISMOのチューニングパーツやグッズも販売。日本国内限定のモデルカーなども揃える。さらに日産は今年10月末までに、ニュルブルクリンクでドリフト大会やGT‐R走行会などのイベントも開催する計画だ。

GT-R開発の聖地、ニュルブルクリンクに開設されたスポーツカー専門ショップ。欧州において、日産のスポーツイメージを引き上げる役割を担うことになる。

《森脇稔》

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