フォーミュラ・ニッポン第4戦が28日、富士スピードウェイで開催され、雨の中、ロイック・デュバル選手(NAKAJIMA RACING、31号車)が優勝した。悪天の中、タイヤ転がしGPなどレース以外にも様々なイベントが開催された。
まず予選日(27日)のピットウォークでは、各チームが提供したドライバーサイン入りのマシンパーツやTシャツなどでチャリティ・ガレージセールを実施、わずか10分で計33点が完売した。売上金5万6500円は地元の静岡県小山町役場に寄付し、青少年育成に活用されるという。
予選日夕刻のキッズピットウォークには子連れファミリーが参加、憧れのドライバーとの触れ合いを楽しんだり、コース上に配置したオフィシャルカー(22台)を間近に見学し、写真撮影や消火車の放水体験など、レース運営を支えるオフィシャルと交流た。初めて入るコースに感動した子供も多かったようだ。
決勝日の午前、コースを走るフォーミュラ・ニッポンマシンを乗車したバスから間近に体感するサーキットサファリでは、4台のバスに星野一義、関谷正徳、中嶋悟、竹内浩典が分乗し、フォーミュラ・ニッポンの魅力を解説した。
午前中のピットビルでは、小中学生を対象に往年の名車「AE86」=トヨタ『スプリンタートレノ』の模型教室を実施し、子供たちは親と一緒に模型製作を楽しんだ。
決勝日のピットウォーク中のコース上では、1チーム6人がリレー式でF1タイヤを転がして速さを競う「SUPERタイヤ転がしGP日本一決定戦」を開催、ブリヂストンの浜島裕英MS・MCタイヤ開発本部長が解説するなか、静岡県から参加の「ToyotaのFN応援団with絵夢レーシング」チームが優勝した。
さらに決勝レース終了後には、オフィシャルカーの先導のもと、マイカーでコースを2周できる特別体験走行が行なわれた。メインスタンド裏駐車券とセットのチケットを購入した約150台が参加した。
フォーミュラ・ニッポン第5戦は7月11 - 12日、鈴鹿サーキットで開催される予定だ。