究極の水陸両用バス…マルタ共和国から発進

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マルタ共和国のアンフィコーチ(Amphicoach)社は、水陸両用バス『GTS-1』を発表した。EUの安全・排出ガス基準を満たすとともに、乗客が快適に過ごせる豪華装備を採用。世界中での拡販を狙っている。

水陸両用バスは、すでに米国や日本などで観光用として導入されている。Amphicoach社は後発メーカーらしく、GTS-1に豪華装備を持たせることで存在感をアピール。50名乗りのキャビンには大型LCDスクリーンモニターやDVDプレイヤーなどを装備し、リムジンバスのような快適な移動空間を目指した。

もちろん、基本性能にも抜かりはない。シャシーはイタリアのIrisbus製で、エンジンはIveco製を搭載。2種類の直噴ターボディーゼルは、最大出力が250psと300psから選べる。駆動方式は2WDと4WDの2種類で、左右両ハンドルを用意。ユーロ5に適合する排出ガス性能と、EU基準に合致する安全性能も兼ね備える。

6年の歳月をかけて開発された水陸両用メカニズムは、GTS-1の自慢ポイントのひとつ。ボディが進水するとタイヤは自動的に格納。ボディには軽量・高剛性な厚さ6mmの船舶用アルミを採用し、淡水・海水を問わず航行できるようにした。ジェットポンプによる推進システムは、最大8ノット(約15km/h)での航行を可能にしている。また、潜水艦のように屋根付近まで潜航でき、乗客は甲板に出たかのような感覚を楽しむこともできる。

GTS-1は今年中に生産をスタートする予定。価格は30万ユーロ(約4000万円)程度と予想され、1年間の保証付きで販売される。Amphicoach社によると、すでに12台の受注を獲得し、約50件の商談を進めている段階だという。豪華な水陸両用バスに勝算あり、と計算しているもようだ。

《森脇稔》

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