VW トゥアレグ に俊足ハイブリッド…プロトタイプ発表

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フォルクスワーゲンは2日、『トゥアレグV6TSIハイブリッド』のプロトタイプを公開した。3.0リットルV6スーパーチャージャーにモーターを組み合わせたシステムは「パラレル式フルハイブリッド」と呼ばれ、パワーと環境性能を高レベルで両立している。

エンジンはアウディ『S4』用の3.0リットル直噴V6スーパーチャージャー。エンジン単体では最大出力333ps、最大トルク44.9kgとS4と同じスペックを発揮する。モーターは最大出力52ps、最大トルク30.6kgm。発進時は最大50km/hまでモーター単独での走行が可能で、フル加速時にはエンジンをアシストする。

ハイブリッドSUVのパイオニア、レクサス『RX450h』との違いはフルタイム4WDである点。RXは必要な時だけ後輪をモーターで駆動する電気式4WDの「E-Four」だが、トゥアレグはエンジンとモーターの両方のパワーが4輪に伝達される。

エンジンとモーターのトータル出力は374ps、59.1kgmと強力そのもの。0-100km/h加速は6.8秒とRX450hの7.6秒を1秒近く上回る。それでいて、燃費は欧州複合モードで11.1km/リットルを実現。CO2排出量も210g/km以下で、排出ガス性能はユーロ5と米国のULEV2に適合している。アイドリングストップ機能や回生ブレーキも装備される。フォルクスワーゲンは「ガソリンV6のトゥアレグよりも、25%以上燃費を改善した」と説明している。

電気モーターやセカンドクラッチが収まるハイブリッドモジュールは、エンジンと8速ATの間にレイアウト。このモジュールは軽量コンパクトなのが特徴だ。また、定格電圧288V、240のセルで構成されるニッケル水素バッテリーは荷室フロア下に配置。フォルクスワーゲンは「市販版ではEスイッチと名づけたEV走行モードを導入予定」と語っている。

トゥアレグのハイブリッドは2010年に市販予定。このシステムが、ポルシェ『パナメーラ』、『カイエン』やアウディ『Q7』のハイブリッド仕様にも採用され、同時期にデビューする見込みだ。となると、いずれも俊足ハイブリッドということになる。

《森脇稔》

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