欧州日産は2日、ジュネーブモーターショーで日産の次世代小型商用車『NV200』の乗用バージョンを発表することを明らかにした。
『NV200コンセプト』は2007年10月の東京モーターショーで初公開。日本と英国の共同デザインによるボディは、スペース効率を最大限に追求したスクエアなフォルムが特徴だ。ボディサイズは全長4380×全幅1695×全高1840mm、ホイールベースは2820mm。4ナンバーサイズに収まるコンパクトボディが高い機動力を発揮する。
ジュネーブモーターショーで公開されるのは、その乗用仕様。3列シートに両側スライドドアを備え、収納スペースも豊富に設けられる。日産は「7名が乗車できるゆとりの室内空間を実現した」と説明している。
全幅が5ナンバーサイズに収まる1695mmに抑えられていることから、乗用版NV200の日本発売が気になるところ。NV200のボディサイズは『セレナ』(全長4680×全幅1695×全高1840mm、ホイールベース2860mm)と比較すると、全幅と全高は共通、全長は300mm、ホイールベースは40mmコンパクトだ。日産はセレナの下に位置する新型ミニバン(または『ラフェスタ』の後継モデル)として、NV200を導入する計画だろうか。
NV200の乗用仕様は3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで披露される。なお、商用版は2009年度前半に日本、後半に欧州で発売される予定である。