エルシーアイは16日、ロータスの新型スポーツカー、ミッドシップ2+2 シーターの『エヴォーラ』を日本市場で発表した。デリバリーは夏以降で、価格は未定ながら「900万円を切るようにしたい」(関係者)という。
エヴォーラは、1995年に『エリーゼ』がデビューして以来、ロータス初のオールニューモデルであり、また世界でただひとつの量産ミッドシップエンジン・2+2 シーターだ。
280PS を生み出す3.5リットルV6 エンジンはトヨタ製で、ロータスがチューンした。車両の総重量は1350kg(プロトタイプ)なので、ロータスならではのパフォーマンスを期待できる。
エヴォーラには、ロータスにとって新たな顧客を獲得するという役割がある。キャビンには高級素材が使われ、タッチスクリーン式マルチメディアシステムや電動可倒式ドアミラーなど、最新の機能が装備される。ドア開口部を広く、シルを細くすることで、より小型のロータス車に比べ乗り降りが楽になり、座席もかなり大柄なアメリカ人男性(身長195cm)が運転席・助手席に座れる設計だ。
またエヴォーラはの設計は、国際的な法規制を配慮するとともに、コンバーチブルをはじめとする派生モデルも想定しているという。