三菱自動車工業と三菱商事は、中国で三菱車の輸入・販売のための新会社を設立することで合意した。
新会社「三菱汽車シャオショウ(中国)有限公司」で三菱自、三菱商事、それぞれ50%ずつ出資し、中国政府からの認可取得後、2009年4月1日からの営業開始を目指す。
中国における三菱車の輸入・販売は、2005年から三菱商事の中国現地法人である三菱商事(上海)が行ってきたが、今後の業務は新会社に移管する。新会社は、三菱自、三菱商事からの人員を増強し、マーケティングの強化、ディーラーとの関係強化、部品供給の迅速化、顧客満足度向上のためのアフターサービスの充実など、販売拡大に向けての施策を推進する。
三菱自の中国における輸入完成車事業は、2005年の販売開始以降、2006年度が4124台、2007年度が1万1537台となり、2008年度は1 - 9月が6910台と伸張を続けている。今後も市場の拡大が期待される中国輸入車市場での販売体制を整備することで、競争が激化する市場でのシェア拡大を目指す。
新販売会社設立に先立ち、2008年10月以降、『ランサーエボリューション』、『ランサー』、米国生産車である『エクリプス』などを中国市場に継続的に投入する。