伊藤忠都市開発は、二酸化炭素(CO2)削減の取り組みの一環として、電気自動車(EV)に対応した戸建住宅を、今秋から発売すると発表した。
同社は、神奈川県横浜市に今秋発売予定の『クレヴィアコート北山田』の全戸を、家庭での充電利便性などに配慮した業界初の「電気自動車対応住宅」とした。
電気自動車対応住宅では、全戸の駐車場に200Vの充電専用コンセントを設置。また、住戸内に充電コンセントのタイマー付きスイッチを設置、割安な深夜電力で充電できるように配慮した。
200Vのコンセントは、通常の100Vに比べて充電時間が大幅に短縮できるのに加えて、屋外コンセントを駐車場付近に設置しない通常の建売住宅に比べ、将来EVを購入した際に充電用の配線工事や延長コードでつなぐ必要がなく、日常的な充電作業がスムーズになるとしている。
電気自動車は、三菱自動車が2009年に電気自動車を市販化するほか、日産自動車、トヨタ自動車も市販化する計画。また、神奈川県では、2014年度までに県内3000台のEV普及を目標に県独自の補助金創設を予定するなどEV普及に積極的だ。