レースファンの悲願がついに成就する。12年前に袂を分かったアメリカンオープンホイールの両雄、IRLとチャンプカーの統合が実現。もてぎはどうなる?
2月22日、チャンプカーとインディ・レーシング・リーグ(IRL)は2008年度シリーズから統合に合意したことを発表した。
21日、木曜日深夜に、IRLのCEOトニー・ジョージとチャンプカー側代表ケビン・カルコーベン氏がインディアナポリスで契約書に調印を行い、翌日チャンプカーの共同オーナーであるジェラルド・フォーサイスがシカゴで調印。二つのシリーズが今季より合同で開催意されることが決定した。
インディ500の開催地インディアナポリス・モーター・スピードウェイのオーナーであるトニー・ジョージが1996年にIRLを立ち上げて以来、アメリカのオープンホイールレースはチャンプカーとIRLの、2つの異なるリーグとして、12年にわたりそれぞれシにリーズ展開をしてきた。当初から統合を望む声も高く、近年には具体的な統合プランも噂されていた。アメリカのレースファンの悲願がついに実現しようとしている。
22日の時点で記者会見は行われておらず、詳細は改めてアナウンスされるとのこと。既にIRLは3月29日から開幕する今季16戦のスケジュールを発表済みだが、4月19日にツインリンクもてぎで行われるINDY-JAPAN、翌日チャンプカーが予定していたロングビーチグランプリの日程調整も気になるところだ。