自賠責保険の保険料値下げが報じらる中、その行方を議論する自動車損害賠償責任保険審議会(=自賠審)が、金融庁の新庁舎で開催された。
自賠責保険の料率算定見直しに加え、02年度から07年度まで6年間続いていた交付金(いわゆる保険料の割引)が廃止されることなどが、同委員に対して報告された。
また、交通事故発生状況が改善され、事故率が予測よりも低下。自賠責保険の運用益が増えていることが伝えられた。
同審議会の新しい会長に、山下友信東京大学教授が選ばれた。山下氏は、同大大学院邦楽政治学研究科教授。保険法の専門家である。前回まで同審議会の特別委員でもあった。